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2009年の年賀状が完成しました

毎年モトグッチリパラーレの年賀状をご覧いただいている方には感じ取っていただいてるかも知れませんが、そこにはモトグッチリパラーレの、そしてその元になる志賀の考え方の一端を表しているつもりです。

ネットなどで散見するモトグッチリパラーレに対する印象は、いつのまにか一定の方向へとまとめられていたようです。実際に接していただいた感想を述べられている方もいらっしゃるでしょうが、伝聞が増幅されたイメージも多分にあるようです。いわく「改造はしない」とか。(志賀のルマンを見てください!) 先日は「思い切って来てみました」とおっしゃったお客様も。(そんなに敷居が高いですか?)

仕事に望む姿勢・考えをことさらに口にするのは、飲食店での「喜んで!」という掛け声や量販店などの「赤字覚悟でお客様のために」というアピールに似て、どこか空々しい行為のように思っていたのですが、世間のイメージにちょっぴり補正を加えさせていただけるのかなというのも今回ブログをはじめた動機のひとつです。




実際、モトグッチリパラーレの意思がどこにあろうとも、仕事を持ってきて下さるのはお客様です。そんなお客様と店の関係についてはまた別の機会に読んでいただけるようにしたいと考えております。

モトグッチリパラーレは旧車専門店ですと謳ったことはないのですが、20年前に新車だったモトグッチ達を整備し続けているうちにあたかもそのような雰囲気になってしまいました。ただ、どれもが元気に走り続けているということには20年変わらず続けてきた整備方法が間違っていなかったという喜びを感じますし、延々とコンデイション維持をしてくださった(当然出費を伴うわけです)お客様方には本当に感謝いたします。



よく古いモトグッチとともに新しいお客様もお見えになります。わりと他所で買われてすぐであったり、しばらく苦労されたのちにという方が多いです。「駆け込み寺」 なんておっしゃってくださってくすぐったいのですが、正念場はここからなのです。なぜなら、皆さんが思うより調子は悪く、皆さんが思うより出費を伴う例が多いからです。

車両を手に入れたばかりのお客様が、いざ乗るためにさらに出費を強いられることになるのですが、整備が終わったときは営利企業としての「ありがとうございました」の他に、1台のモトグッチの再起再生のスポンサーになってくださったことにも「よくぞ、ありがとうございました」と念じているのです。


今後も、モトグッチであればどんなものでも、よほど妙なものでなければ整備させていただきます。
本来持っているポテンシャルを発揮できるように。




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