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1200cc OHC4Valve Engine-9

LPR fig8
---------コニカル バルブスプリング[Conical valve spring]
fig8-a
LPR fig8-a.jpg

ご覧のようにLPR系のバルブスプリングは外径が徐々に変化し円錐状になっています。
通常のバルブスプリングはfig8-bの様に単純外径と巻き方向が異なるものを組み合わせてダブルスプリングとしバルブサージングを防止していますが、LPR系ではこれをバルブ開時のパワーロスを考えてコニカルスプリングを使用しシングルスプリングで対処しました。
設計と製造方法の難易度の高いコニカルスプリングの特徴はストロークが大きくとれてスプリングレートを大きく変化(プログレッシブ)させられる為、セット荷重を大きくしなくてもバルブサージングを防止出来る事です。
又、ロッカーアームを始めカムシャフト等の動弁機構への負担も少なくなり又、パワーロスも防げます。


LPR fig8-b.jpg


fig8-c

ロッカーアームとカムシャフトを取外した状態ですが、バルブスプリングの外径の変化が良く判る思います。


LPR fig8-c.jpg

T.Shiga

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