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TEATRO LA GUZZI <4>

映画で出会えるモトグッチ 4(連載10回予定)
 
当劇場ではモトグッチが登場しているイタリア映画をご紹介しています。一部イタリアを舞台にした外国映画なども含まれています。画面をサッと横切るモトグッチを探して、イタリア映画を観てみませんか?
 
ざっとですが、以下のように分類してご紹介していこうと思います
 
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グルッポ アー (Gruppo A)主人公とからんでいるか、登場時間が多い
 
グルッポ ビ (Gruppo B)短いがそれなりにしっかりと写っている
 
グルッポ チ (Gruppo C)ほんの一瞬だけ
 
アルトリ(Altri)その他番外
 
あくまでモトグッチを中心にご紹介していきますので、イタリア映画論みたいな内容には期待しないでくださいませ!!なお、たぶんに個人的感想に基づくものであること、また若干のネタバレが含まれることをご理解くださいませ!! massi


 
 
Dscf0239.jpg
 
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★グルッポアーから、愛する二人を切なく描く

「ミラノの恋人」 (DELITTO D'AMORE) 1974伊
     ASIN: B00005FBL3

監督 ルイジ・コメンチーニ
出演 ジュリアーノ・ジェンマ、ステファーニア・サンドレッリ

シチリアから家族でミラノに移住しているカルメッラ(ステファーニャ・サンドレッリ)が、勤務先の工場でヌッロ(ジュリアーノ・ジェンマ)と出会う。南北の貞操感の違いも乗り越えて二人は婚約するが、鋳造部門にいたカルメッラは病に倒れる。

ヌッロの愛車は125ccのストルネッロ スポルト アメリカだ。
通勤に、二人乗りのデートにと、それはもう頻繁に登場する。アメリカというだけあって、幅広過ぎの感があるアップハンドルを装備している。
 
 
 
 
★グルッポビーからは、切ない片思いの・・・

「白夜」 (Le Notti Bianche) 1957伊
    ASIN: B000CEVWOC
    EAN: 4523215006828

監督 ルキーノ・ヴィスコンテイ
出演 マリア・シェル、マルチェッロ・マストロヤンニ

夜の街で、マリオ(マルチェッロ・マストロヤンニ)はナターリア(マリア・シェル)と出会う。マリオはナターリアに想いをよせるが、彼女はある男の帰りを毎夜待っていた。ドフトエフスキーの白夜が原作。不思議な街のムードに引き込まれる。

ナターリアにからんで来るのはバイクに2人乗りの青年だ。フロントフォーク・テールレンズ・オイルタンクなどからアイローネかファルコーネかと思われる。タンクマークを布で隠しているのは監督の意図からか???
ちなみに動きは軽快だ。
 
 
 
 
★グルッポチからは、切ない・・・勘違い

「狂ったバカンス」 (La voglia matta) 1962伊
     ASIN: B00Z0B4924
     EAN: 4944285800527


監督 ルチアーノ・サルーチェ
出演 カトリーヌ・スパーク、ウーゴ・トニャッツイ

40歳目前の技師アントニオ(ウーゴ・トニャッツイ)が、16歳のフランチェスカ(カトリーヌ・スパーク)に魅せられて、彼ら若者たちにからかわれ翻弄されてしまう。

アントニオが間の悪さやフランチェスカのいたずらのせいで、再度にわたって交通違反で検挙されてしまう。交通警官が乗っているのは、ファルコーネか?と言いたいところだが、フロントフォーク・リアフェンダーなどの雰囲気を見るとむしろロドラなど小排気量車に似ていて不明。他社製なのかも知れない。
 
 
 
 
★アルトリから、切ない、といえば

「道」 (La strada) 1954伊
    ASIN: B0000635SE
    EAN: 4933672226095


監督 フェデリコ・フェリーニ
出演 ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン

フェリーニの名作。繊細で純真な少女ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)と大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)の旅を描いた悲しい物語。2人が各地を回るのに使うのはエルコーレのような荷台付きバイクではあるが、残念ながら直立単気筒である。途中ザンパノが「アメリカ製だ」と説明している。


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