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入江さん談)皆さんあちこちから声が掛かっていた時に、私はあまり目立たないように隅っこに潜んでいたんですが、ある初老の(おじさん-A)にイタリア語で話しかけられ、なんの事やらさっぱりって顔で困っていると、隣にいた(おじさん-B)が片言英語で通訳してくれてありがたいんだけど、これがまた訛っていてなにを言ってんだか解らないんだなぁー。何となく「俺たちもクラブもってんだぜぃー、しかもこちとら本家本元、元祖MANDELLOのMOTO GUZZI CLUBだぜぃー。どうだい驚いたかぃー?活動だってバシバシやってんでぃー」ってな感じでしょうか。

(おじさん-A)と名刺を交換した後、(おじさん-A・B)2名ともピューとどこかへ行ってしまい、やれやれとステージを楽しんでいると、肩を叩かれ振り返るとそこには(おじさん-A)が息を切らして会報のような新聞を出し、メールアドレスを指さします。「ここだからネッ!」とニコッと得意げな顔で会報をくれ、親指でグッド表示をした後ウィンクをして、手を振りながら人混みに消えていきました。

この話を聞くと、お互い言葉も解らないのにMOTO GUZZIに乗っているだけで理解し合える、ひょっとしたら宗教以上の共通語なんじゃないかと感じます。そんな感動をくれたMOTO GUZZI S.p.Aを含むMANDELLOのみなさん、暖かい言葉をかけてくれた各国のMOTO GUZZI CLUBのみなさんに深い感謝を致します。

さて無事にMOTO GUZZI DAYを終え、イベントを最高な気分で満喫したマンデロの地を電車で後に、宿のあるヴァレンナに向かいました。ヴァレンナ駅に到着後、徒歩5分ほどの美しい湖畔のリストランテでカッフェしました。このお店が日本の雑誌に掲載されていたのを、佐藤氏がチェック済みで、わざわざ日本からプレゼントするために持って来たのを、女主人にその旨を伝えて渡すとナニやら店の奥からなんと、赤のワインボトルを(結構良い物でした)着物姿の佐藤氏に即お返しです。

彼女は大喜びでグラッツェ・グラッツェと言いながら、店の奥にとっとと走り去り、大声でスタッフに自慢げに話しているのが聞こえました。よほど嬉しかったのでしょう!

この佐藤氏の功績によって本日の夕食にありつけたといっても過言ではありません。この後ホテルに戻り、着替えを済ませ夕食を食べるお店を決めていなかったので、ブラブラと散歩しながら探しましょうということで出発です。途中おみやげなどを買いながら進み、一軒目は予約客のみでNG。そして二軒目は先ほどの女主人のリストランテにアタックしてみましたが、やはりこちらも予約客でいっぱいとのこと。あきらめて店を出ようかと思ったとき、その女主人が「30分後に何とか席を作りますので、オープンテリアの客席にでも座って待ってて」と思わぬ言葉が!(佐藤効果)

しばし湖畔のベンチで夜景を楽しみ、店の近くまで戻ってくると、私たちを見つけた彼女がまたまた「外は寒いからBar(バール)の席で座って待っていればー!」ってお茶目な感じで声を掛けてくれました。グラッツェ、グラッツェ。

さっそく店の中へ、ジェラート&食前酒をオーダーし、思ったよりも早くリストランテの席に着くことができました。改めてMOTO GUZZIに乾杯し、白ワインから始まりそれぞれ好きな物をいただきました。女主人の心配りが店の隅々まで行き渡った良いお店です。(ちなみに訪れるお客さんに合わせ、伊・英・仏・独語を流暢に使い分けておりました。恐るべし女主人)

一夜明け升本さんは、コモ湖一周のツーリングへと旅立ち、志賀さんは三度MOTO GUZZI 社へ。そこで75周年に続きクラブが80周年を記念して作ったバナーを、MOTO GUZZI S.p.A 社役員であり古くからの友人に手渡してきました。

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